仕事内容
お客様ごとそれぞれのアプリケーションで仕様が異なるため、各産業で活躍するシステムの基本的なビジネスロジックを全般的に把握していることはもちろん、お客様の期待される挙動の把握と、どのようなバグが想定されるかの想像力を以って、それを試験するためにはどのようなテストが必要かを検討し、プロジェクトチーム間でコンセンサスを取りながらテスト内容を設計します。
テスト設計により、お客様へ高い品質保証を提供するべく、チーム間での合意を得る過程で、開発者やテスター、エンドユーザーといった、関係各所との橋渡し役も担っていきます。システムやアプリケーションの仕様に関する幅広い知識や、お客様の要望を汲み取り提案を実現させるコミュニケーション力、円滑に案件を遂行していく調整力も求められます。
大切にしていること 想像力と柔軟性
テスト設計エンジニアに求められるのが、想像力と柔軟性です。
テスト内容を設計する際は、仕様書に加え、新たな機能が日々追加されていることも踏まえながら、どんな機能と紐づいているか想像する力が求められます。また、エンジニアから共有された情報を精査し、開発要件の漏れやリスクがないか想定しながら、逆算してテスト設計を行うのもテスト設計エンジニアの役割です。
アジャイル開発のように仕様の変更や修正を求められる場面も多いため、その都度変化に適応し、最適解を求め続ける柔軟性も重要な資質といえます。
使用しているツール
業務ではテスト管理ツールの「TestRail」や、プロジェクト管理ツールの「Jira」といったツールを活用し案件に取り組みます。
テスト管理ツールでは、実際に設計したテスト内容を案件ごとに管理。テスターへの共有や進捗確認、テスト結果などをツール上で一元化し、チーム内の作業効率を高めます。
またプロジェクト管理ツールは、案件ごとのタスク依頼や管理、他の部門とプロジェクトの全体像を共有するといった場面で活用し、プロジェクトをスムーズに進行させます。
お客様先に合わせて利用するツールが異なることも多く、その都度適応しながら業務遂行に取り組みます。さまざまなツールに触れる機会が多いことも特徴です。
得られるキャリア
プロジェクト管理ツールやアジャイル開発の仕事に携わることで、日々変わりゆく状況の把握を含め、案件全体を俯瞰する能力が磨かれます。経験を活かして、PM(プロジェクトマネージャー)として各所との調整を図りながら案件をスムーズに進めるマネジメントを担うキャリアを目指せます。お客様とのコミュニケ-ション、社外のプロジェクトメンバーとの連携などを行いながら案件を進める機会も多いため、社内でのステップアップのみならず、社外でも認められる、より幅広い意味で市場価値を高められるキャリアアップのチャンスもあります。