自身のスキルに応じた適正でフェアな人事制度

まずはこれまでのキャリアから教えてください

𠮷田：高校を卒業後に宮崎市内の専門学校に進学し、Webデザインの分野を学びました。専門学校を卒業後は宮崎でWebデザイン系の企業に就職し、その後東京にある系列企業へ転職しました。

東京で働いている時期に体調を崩してしまって、宮崎に戻り療養後に会計事務を請け負う会社に2年ほど勤務していました。

その後転職された訳ですが、クラフへ転職を決めた理由はなぜですか

𠮷田：クラフへ転職をしたのが2021年4月で、ちょうどコロナ禍の真っただ中でした。当時働いていた会計事務所は出社での勤務だったのですが、実家で高齢の祖母とも同居していたので「万が一感染したら…」という不安を強く持っていました。そこで在宅勤務を採用している企業を探し始めたのが大きなきっかけです。クラフは早い段階から在宅勤務を採用し、新オフィスもソーシャルディスタンスを意識するなど安心感がありました。

それから会計の仕事に対して、将来への不安を覚えたのも理由のひとつです。これから会計の分野もどんどんとテクノロジーが発展し、システムで代替できる領域が広がっていきます。このまま働いていても、いつか仕事がなくなるのではと考えました。クラフが担うセキュリティ分野はこれからさらに需要が高まります。仕事の将来性を考えたときに、この業界が魅力的に映ったのも決め手でした。

未経験での転職に不安はありませんでしたか

𠮷田：応募する段階でクラフのホームページをリサーチしていたのですが、そこで未経験の採用を広く謳っているのが後押しになりました。半信半疑な部分もありましたが、新たなスキルを身に付けるなら挑戦するしかないと、思い切って飛び込みました。

結果として未経験からグループ親会社SHIFTが実施する難関検定試験トップガンにも合格し、挑戦した成果が表れています

𠮷田：トップガンは専門性も高い試験なので初めは苦戦しましたが、コツコツと勉強を続けていく中で理解が深まり、無事合格できました。

ただ仮に合格という結果が付いてこなくても、試験に挑戦したのは大きな意味があったと感じています。例えば私が受験したトップガンの中にはパターン表という概念があるのですが、これは試験以外の領域や普段の業務にも応用できる考え方です。試験に挑戦していなければ知ることができなかった概念で、何事も挑戦する過程には必ず意味があると再確認できました。

これはトップガンの特性でもあるのですが、この資格はSHIFTグループが実施する独自の制度です。それだけに日常の業務に直結する実用性の高い内容となっています。ただ言葉や知識を勉強させるために設けられた制度ではなく、学びの先にしっかり実りがある。学びを深めていける仕組みがここまで制度として落とし込まれているのは、社員にとっても幸せな環境です。資格取得が給与面にもしっかり反映されるので、学びへのモチベーションを高めてくれるのも魅力です。

仕事の面で意識していることはありますか

𠮷田：自分でまず考えるのは大前提ですが、分からないことがあれば質問する習慣を大事にしています。分からないままで時間を浪費するのではなく、周りをうまく巻き込んでいけば業務効率も高まります。

それから、質問は社員同士のコミュニケーションを図るきっかけにもなっています。

これは私の例ですが、社内のSlack（チャットツール）にその日の業務内容をメモするスレッドを用意しています。自分のタスクを整理しつつ、「○○の部分がわからないから調べる」といったメモを記しておくと、より詳しいメンバーから参考となる資料やアドバイスが飛んできます。そのおかげで理解が深まり、社員との会話も生まれます。

互いが助け合う文化が根付いているクラフらしいエピソードですね。最後に、これからクラフで働く人へ向けて会社のアピールポイントを教えてください

𠮷田：クラフには、自分の努力や結果が、しっかり評価される環境が用意されています。

これまでも努力が報われる仕組みは整っていましたが、これから採用される新たな人事制度や評価制度は、さらに分かりやすくフェアな内容となっていました。それぞれのスキルに応じて目指すべき方向性や評価される項目がはっきり示されているので、自分がどこに向かって努力すればいいのかより明確になりました。

例えば、トラジショナルな企業文化の名残で、人間関係や目に見えないパワーバランスが人事や評価へ反映されるといった心配はまったくありません。努力した成果をしっかり評価してもらいたい人にとっては、魅力的な環境ではないでしょうか。

※ 取材時点（2023年11月21日）の情報で作成しています