
仕事内容
案件準備チームは、実際に案件がスタートする1~2週間前から業務を開始します。診断をスタートする直前や当日になってから準備不足が判明すれば、最悪の場合作業の開始を遅らせる結果になります。お客様への信頼を損なうだけでなく、社内のオペレーションにも支障をきたすため、前段階からチームで準備を進め、現場の診断業務が円滑に進むように環境を整えます。
準備段階ではまず、あらかじめ用意されている問診票をもとに、診断に必要な情報の収集や、機材の準備、関係各所とのやり取りを行います。お客様に確認が必要な情報や、準備を依頼する内容がある場合のやり取りを行うのも、案件準備チームの仕事です。
診断テスターが作業に集中できる環境を整えることで、パフォーマンスの向上やサービスの品質を担保しながら、会社全体の利益に貢献していきます。
大切にしていること コミュニケーションの品質を担保する
案件準備チームでは、社内外の幅広い人とやり取りしながら、案件準備を進めていきます。
例えば、メールやSlackの質問一つでも、「意図はきちんと伝わっているか」「YES・NOで端的に答えられる文面になっているか」など、相手の作業を滞らせることのないよう配慮が必要です。ビジネスの礼儀をわきまえながら、いかに効率よくやり取りを行うかは、案件準備チームに必要な資質です。
多くの人とやり取りしながら準備を進めるからこそ、コミュニケーションの品質を担保する意識が、案件準備チームにも求められます。
得られるキャリア
案件準備チームの業務は、セキュリティに関する技術を突き詰めるというよりも、社内外の人とのコミュニケーションが主な業務です。そのため、幅広いビジネスの現場で求められるコミュニケーション能力を、業務を通じて身に付けることができます。
また質の高いセキュリティサービスを提供するには、高い専門性や技術を持ったメンバーだけでなく、円滑に業務を進め、現場をサポートするメンバーが欠かせません。“縁の下の力持ち”として仕事を進める案件準備チームは、技術職以外のキャリアを目指す人にとって魅力ある選択肢の一つと言えます。
使用しているツール
案件準備チームでは、案件に携わるメンバーとのやり取りが主な業務になります。そのため、メールやMicrosoft Teams、Slackといったコミュニケーションツールを頻繁に使用します。
また、診断する対象サイトへのアクセスを確認するために、サイトとサーバーの間でどのようなリクエストが飛んでいるのかを確認するセキュリティ診断ツールの「Burp」なども使用します。